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コジコジに誘われて「馬鹿メルヘンの国」をお散歩しよう！

コロナ禍３回目の春を迎えた今回の企画展は、漫画作家・さくらももこさんが大切に育んだ漫画「コジコジ」をテーマにした、日本初の展覧会となる。
展示には、大人もドキッとするようなシュールな言葉やナンセンスなギャグに溢れる世界観を、貴重な原画130点とともに「万博」の様な仕立てで楽しませてくれる。

展示内の各パビリオンでは、「コジコジ」世代のファミリー層や「ちびまる子ちゃん」世代はもちろん、初めてさくらさんの世界に触れる若い世代や、「コジコジ」に触れたことのない子どもたちも、皆が笑って遊べる空間に工夫されている。

(子ども向け、コジコジをテーマとしたワークショップも「PLAY! PARK」で開催)

2018年に、さくらさんが亡くなった後も、その作品の持つ強い力に触発されたクリエイター達が、「真面目」に「馬鹿」になって、「コジコジの世界」を、ユニークな世界観で表現している

MUSEUMに併設のPLAY! CAFEは、「コジコジ」のキャラクター”カメ吉”が夢見た「カメ吉茶屋」に大変身。静岡県出身のさくらさんならではの、美味しいお茶セットや限定フードも楽しむことができる。
またPLAY! SHOPでは展覧会限定のオリジナルグッズも多数取り揃えており、展示を鑑賞した後も「コジコジ」の世界に浸れる充実ぶりだ。

チケットは完全予約制となっており、枠に空きがある場合のみ当日券を購入可能。

また1度展示室に入場するとミュージアムショップ含め再入場は不可となるので、事前に公式ウェブサイトで注意事項を確認することをおすすめしたい。

「敷居が高そう」「親子連れで混んでいそう」と行くのをためらっていた人にもぜひ覗いてほしい企画展。

じっくり、ゆっくり味わえば、次の日からの暮らしを、もっと気楽に、陽気に、自分らしく過ごせるヒントになるだろう。

(取材ライター：青木 融子)