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「Aloha Hawaiian Festival2024」 コドモからオトナまでハワイを好きになる3日間https://tachihi100.jp/aloha2024/

4月27日・28日・29日の3日間、立川のGREEN SPRINGSでHawaiian Festival2024が行われた。
主催は同街区の不動産開発をする株式会社立飛ホールディングス。
同社が今年100周年を迎えるイベントの1つとして、昨年に続き2度目の開催となった。

2024.05.20

GREEN SPRINGSがハワイ一色に


開催期間中、ハワイアンショップやハワイアンフード、ウクレレ体験やハワイアンアクセサリーのワークショップなど、GREEN SPRINGSがハワイ一色となった。

今年は昨年よりも更にアップグレードし、27日に催された前夜祭ではスペシャルゲストにハワイを代表するアーティスト ネイサン・アウェアウが出演し、Aloha Hawaiian Festivalスペシャルバンドと共にLIVEも開催。

 

会場となった次世代型エンターテインメント施設・TACHIKAWA STAGE GARDENは、客席後方のスライディングウォールを解放し、GREEN SPRINGS一帯が大きなステージのような開放感に。

各地から集まったフラダンサー達が、ステージ上やステージ前、客席など、大勢でフラダンスを踊り楽しんだ。

前夜祭の本番前、ハワイアンフェスティバルの立役者の一人でもあり、出演者のジーナさんに話を聞いた。

「立川をハワイアンの聖地に」 自分のできることで恩返し


「ハワイアンの世界、バンドに入って20年近く。最初はハワイアンの世界は全く知らなくて、ハモリの魅力に惹かれ、ハワイアンの世界にどっぷりハマってしまった。

色んなバンドを回る中、ジーナ・カマイナスというバンドで、スチールギターも入って昔のジャパニーズハワイアンを長い事やっていた。

メンバーの高齢化で3年前に解散し、今はジーナ&フレンズを結成し、バンドマスターでBassの仁村茂さん、Guitarの梅原新さん、Piano&Vocalの古賀まみ奈さん、percussionの益田和香子さんというメンバーで活動している。

今日、出演できなかった梅原さんの代わりに入ってくれたGuitarの岸本恭一さんとも一緒に活動することが多い。

皆さん各々にたくさん別の仕事を持って飛び回っているが、ここ立川でライブがあるときは、立川に足を運んでくれる」。

 

 

イベントの開催経緯については「住まいは日野市なんですが、ほとんどの仕事の基盤が立川。立川に来て本当にお世話になった。

今回主催している立飛ホールディングスさんにもとてもお世話になったので、なんとか自分ができるお返しをしたいと。

立飛ホールディングスさんは文化・芸術・スポーツを通じて『みんなの幸せを』という感覚で街づくりをしている。

その一環の中、芸術という部分の1つにハワイアンを選んでもらえたと思っている。

フラの先生でもあり、立川フラ・ハワイアン連盟を立ち上げた鵜浦ひろみ先生とも、4年前このステージガーデンができる時に『立川をハワイアンの聖地にしたいね』ということから始まった。

その想いをを立飛ホールディングスさんが応援してくれ、今日に至っている」と振り返った。

穏やかで、スローな時間が立川を包んだ3日間

豪華な前夜祭の内「スペシャルゲストのネイサン・アウェアウさんは、ハワイでもとても有名なミュージシャン。

『ナ・ホク・ハノハノ・アワード』というハワイのグラミー賞とも呼ばれてる賞で男性ボーカリスト賞など、多くの賞を受賞している。

日本が好きで、よく来日していることもあり、ネイサン・アウェアウさんと旧知だった鵜浦先生を通じて、呼ぶことになった」と話すジーナさん。

「『今年はハラウごと(※ハラウとは、フラの団体のこと)で、みんなで歌に合わせて踊りましょう』と、

皆さんと踊れるように大掛かりなメレフラ・パーティー(※メレフラとは、歌って踊るという意味)も企画。

これほどの規模は日本では他にないと思う。初めての試みなので気が引き締まるが、とても楽しみ」と笑顔で語る。

今年最も力を入れ、工夫した点については「今回は規模を拡大し、子どもだけのステージを作った。

子どもはやっぱりすごく可愛く、子どものときにハワイアンを踊っていくと、どんどんハワイ好きになっていくのかなという思いもあり、育成ということも兼ねて始めた。

子ども達に職業体験の機会もと、Aloha KEIKI Festivalでは、コドモMCとして司会も務めてもらった」。

「他にもカスケードの壁面にあるウォールアートは、ハワイのカカアコをイメージして考えたもので、立飛グループの社員さんが描いてくれた。

全く部署が違う人が、アートで手伝いをしてくれたりと、本当に楽しい実行委員会だった」と目を細め話してくれた。

2024年GWの前半となった3日間。

ジーナさんたちの「立川をハワイアンの聖地に」という願いが形になり、立川にはいつにも増して穏やかで、スローな時間が流れた。
これからもこのイベントを通じ、立川が多くのハワイアンたちを魅了していく。

 

◆Hawaiian Festival2024

https://tachihi100.jp/aloha2024/

(取材ライター:藤川 桃子)