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「地域の魅力をInstagramで発信する力」ダイアローグで学ぶ

立川文化芸術のまちづくり協議会が地域で活動するアーティストや文化団体、地域で活動する人同士の交流や対話の場として定期的に企画しているまちづくりダイアローグ。
2026年度第1回目はSNSでの情報発信をテーマに1月31日、ルミネ立川店9階ルミネラウンジで開催された。

「SNSを使って自分たちの活動を相手にどう届けるか」を考える実践的な講座は、定員数を超える申し込みで、当日は会場がぎゅうぎゅう詰めになるほどの盛況ぶり。

参加者の多くが、SNSでの告知や集客に悩みを抱えている人となり、皆が真剣なまなざしで聞き入り、会場には熱気があふれていた。

2026/01/31 (土) 2026/01/31 (土)
開催場所

ルミネ立川店9階ルミネラウンジ

2026.02.09

講師を務めたのは、300社以上の企業支援に携わってきた、SNS運用アドバイザーである小宅章太さん。
地域の情報発信の実績も多く持ち、そのノウハウを具体的な事例を交えながら分かりやすい言葉で伝えていく。
小宅さんが最初に説明したのは「Instagramはもはや若い世代だけのツールではなく、幅広い世代が日常的に情報を得る場になっている」という点だ。
「とりわけ地域の情報こそ、Instagramとの相性がよい。

立川などエリア名を、自分のアカウントのプロフィールや投稿文に入れることで、その地域に関心のある人に届きやすくなる」などInstagramの特徴を紹介した。

次に小宅さんは、Instagramを使うための基本的な考え方を示した。
「テクニック以前に、『そもそも何のためのアカウントなのか』

『見に来た人に何を理解してもらい、どんな行動を起こしてほしいのか』を明確にすることが大切」と繰り返し語る。
その上で、「Instagramの基礎設定をしっかり行うことが大事」と強く訴えた。
基礎設定とは、自分のアカウントの「プロフィール」を整えること。
載せるべきことは、自分の活動理念や内容、どんな価値を提供しているのか、場所や問い合わせ方法など。
初めてアカウントを見にきた人を意識して、その人が理解できるようにすることで、来た人のうち何人を顧客に出来るか、が決まるのだ。

小宅さんは「その視点で改めて自分のアカウントを見たら、何点つけますか?」と参加者に問いかける。
「基本ができていないまま悩んでいる人が多い」という指摘に、参加者は大きく頷きながら、自分のアカウントでできているかを一つひとつ確認している様子だった。

基礎設定の次に行うこととして小宅さんが示したのは、自分のアカウントの流入数を増やすこと。
「それには『リール動画』が効果的だ」と語る。
そして、スマートフォンで観る動画だからこそ、人の目線を意識して作ることが大事だという。
講座では、小宅さんが実際にスマートフォンを使った撮影方法を実演し、その様子を参加者は食い入るように見ていた。

講座の後半には、テーブルごとに参加者同士が対話する時間も設けられた。
互いに自分のアカウントを見せ合いながら、悩みや課題を共有。
共感することが多いせいか、どのテーブルも真剣な眼差しで各々がスマホを見つめ、盛り上がっていた。

講座終了後も、講師のもとには質問の列ができ、なかには「ぜひ第2回を」と要望する声も聞かれた。
会場を後にする参加者は、「今日学んだことを、さっそくやってみる」という前向きな言葉を口にしていた。
地域に届けるための発信とは何か。
その基本を、あらためて見直すきっかけとなる講座だった。
ダイアローグを企画した協議会企画運営委員副委員長でNPO法人立川子ども劇場代表の小濱尚子さんは「ダイアローグの価値は、講師から学ぶことだけで終わらず、地域の人と人がつながることで、その熱量が次のアクションへと続いていくことにあると感じています。

こうした出会いと対話を、これからの立川の芸術・文化の広がりにつなげていきたいと思います。」と振り返る。

情報発信を学ぶ場であると同時に、人と人が対話する場の大切さを実感する1日となった。

 

■第2回ダイアローグ「多摩地域におけるアート・文化を通じた地域連携を考える」

日時:2026年3月22日(日)15:00〜17:30

会場:me:rise立川 カンファレンスルーム(立川駅徒歩5分)

定員:30名

参加費:第1部 1,000円/第2部 2,000円(懇親会飲食代含む)

講師:アーツカウンシル東京 石綿祐子氏(活動支援部 支援デザイン担当課長)

主催:立川文化芸術のまちづくり協議会

お申し込みはこちら

(取材ライター:いけさん)

会場地図