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一期一会の心ときめく出会いの3日間「東京蚤の市」開催https://tokyonominoichi.com/

毎年、国営昭和記念公園みどりの文化ゾーンにある「ゆめひろば」で、春と秋に開催される「東京蚤の市」。

「東京蚤の市」といえば、回を重ねるごとに、新しいエリアやアトラクションが増え、買い物だけではなく野外フェスというイメージも定着しつつある。

それぞれが心ときめく出会いの3日間を楽しみ、多くの人たちで賑わった。

2025/11/01 (土) 2025/11/03 (月)
開催場所

国営昭和記念公園みどりの文化ゾーン「ゆめひろば」

2025.12.09

「立川でのはじまり」
「2012年から私たち手紙社の拠点がある調布市で開催してきました。

ありがたいことに年々お客様の数も増え、規模の拡大を視野に入れた時この国営昭和記念公園と出会いました。

なんといっても広大な芝生の広場と美しい木々が魅力で、交渉を重ね、2019年から立川での開催が実現しました。

その後コロナ禍で一時休止期間もありましたが、今回で24回目の開催となります」。

「蚤の市が大切にしていること」
「今回は店舗配置も大きく変わり『ミュージックガレージ』というレコードやカセットテープなどの音楽を扱うお店が集まる新しいエリアや DJ ブースを設置。

昨年からはじめた『こども蚤の市』や今年の春に誕生した『こむぎフェス』などのエリアも拡大。

お客様が楽しめるアトラクションには『謎解き』体験などを取り入れました。

また、懐かしさを感じるものや流行にとらわれない音楽でフェスのような一体感が生まれるライブステージ。

パントマイムや手回しオルガンなどのパフォーマーなど、どこにいても『何か面白いことに出会える』ものを心掛け、常連のお客様にも新しいお客様にも『買い物だけではない時間』を楽しんで頂けたらと、今回も『新しい試み』を多く入れました」。

手紙社の上野樹さんと小池伊欧里さんの言葉から、蚤の市を続けてきた思いが伝わってくる。

「お天気雨に突風と蚤の市らしいお天気」
「2回目となる『こむぎフェス』として前回以上にパワーアップして開催しています。

エリアに入ってくる皆さんが『わぁーいい匂い』『美味しそう』という声が聞こえて、楽しそうに買い物をされている姿がとても印象的でした」と話す取材中に突然のお天気雨。

「入社して半年で蚤の市は 2 回目なんですが、やっぱり雨きましたね」とエリア担当・長岡南風さん。

突然天候変化にも明るい声が返ってくる。

「美味しい匂いに誘われて」
新しいエリアの小麦フェスでは、お目当てのお菓子、ピザやクレープを片手にライブやパフォーマンスを観たり、塗り絵やパン食い競争などのイベントを楽しむ人たちで溢れる。

「お昼になると混んでしまうので、先ずはお目当てのお店で腹ごしらえです!」。
「毎回来ていて、今回はこの小麦フェスを楽しみに来ました」。
「特に調べはせずにきました。一期一会の出会いを楽しみたいです」。
「ぜったいに、一六八の葱油餅ラップを食べようと思って。お昼は混んでしまうので朝一できました。」
「様々な場所にある、お菓子屋パンのお店が一堂に会することはそうそうないので、楽しみにきました」。
「特に目的はなく楽しそうだなと来てみて、このハンバーガ屋さんが美味しそうで並んでみました」など。

新しいエリアを楽しむ来場者の思い思いの声を聞くこともできた。


蚤の市は初めて来たという友達3人組。

パン食い競争に参加し「絶対優勝するんだ。パンしか見ていなかった」と見事優勝。

「主役はこども」
蚤の市では今年の春から『こども蚤の市』という新しいエリアができ、子どもたちのアイデアの詰まった店舗が軒を連ねた。


「こども蚤の市の募集があった時に、絵を描くことが好きな娘に『こども蚤の市やってみる?』と聞いたら、いつもは消極的な娘が『やってみたい』とこたえてくれたので、家族で協力してやってみようとなり出店しました」。
コナツ商店のアトリエ(@cona_atelier)

「オリジナルのバッグが作れるワークショップで教えてあげることが楽しかったです」。
よつばっぐ

「自分の作った作品が世の中の人に認めてもらえたら、多分楽しいだろうなと思って出店しました」。
ろうとぐも

「鳥の絵が好きで、今回は新作の帽子も作りました」。
HAPPY BiRD

「学校で友達に作ったものを配ったこともあって。お店を出したことでもっと注目してもらえて嬉しいです」。
ペーパークラフト工房

「前回も参加して、子どもたちが売る楽しさを感じることができ、お客さんが楽しんでくれたことが嬉しく、今回も同じ小学校の6組の家族で参加しました」。

こどもしゃ

「今回は、前回とは違うワークショップなのですが、子供でも簡単にできる内容で材料は子どもたちが好きなもので揃えました」。

ラン♪ランタン

自分のお店を楽しむ「こども店長さん」と親御さんたちが出店への思いを話してくれた。

また「こども蚤の市」のエリアでは店舗だけではなく、看板ペイントや運動会のイベントが開催され、子どもたちが交流する活気溢れるエリアとなっていた。

「みんなでつくる東京蚤の市」
今回の蚤の市は、北は北海道から南は福岡。海を越えて台湾まで、全部で300 店舗の大規模なものとなった。


あちらこちらから聞こえてくる宝探しのときめく声の中、出店者の方たちに話を聞いた。


「店舗が富士見町にあるのですが、地元である立川でこのような大きなイベントがあることはとても嬉しいですね」。

ガジェットモード(@gadgetmode)

「出店し始めた頃は、まだドライフラワーも流行っていなかったのですが、最近は人気も出て多くの方が訪れてくれて嬉しいです。前回購入したドライフラワーを飾った写真を見せにきてくださったり、毎年ここでしか会えないお客様もいらっしゃるので、それがとても励みになり嬉しい気持ちになっています」。
Marca (@marca_driedflower)

「もう10年近く出店し蚤の市の移り変わりをみてきました。年々規模も大きくなっていく中で、常に新しいことにチャレンジし、進化し続けていることがほんとうにすごいなと感じています」。

origami(@origami_sapporo)

「オンラインとイベントのみなので、知っていただける機会になり、出店してとても楽しいです」。
焼き菓子しちか(@sichica.bake)

「ものすごい熱いイベントで、お客さんも出店者もガチバトルでドキドキします。皆さんが作りだすぬいぐるみがいつも楽しみで、なんじゃこりゃ(笑)という作品に出合うとやっていてよかったなと思います」。

100mermaids workshop(@100mermaids)

「プロ意識の高さと、みなさんに知られた出展者さんたちの中に一緒に出店させて頂き、緊張と共にとても嬉しく思っていますし、多くのお客様に手に取ってもらうことができ、食べて頂けることも、とても励みになります」。
DELICIOUS KNOT!(@deliciousknot)

「主にレコードとカセット、新刊本を扱っています。お店を始める前は東京に住んでいたので、蚤の市にはよく遊びに行っていました。自分が遊びに行っていたイベントに出展者として参加できるのがとても嬉しいです」。
本と音楽の店 つぐみ(@293bookmusic)

「店舗では家具が中心なのですが、蚤の市には小樽焼きやこぶ志焼きなど、本州にはあまり出回っていないものを中心に、手に取りやすい北海道らしい器や木彫りの熊などを多めに持ってきています。あと、奈井江町の木彫りの熊を盛り上げたくて、逆に購入して帰ったりしてます」。

交点(@koten_jp)

「お客さんがたくさん来るので楽しいですし、何よりこの場所がとても気持ちがよく、私たちの中ではビッグイベントになっています」。

W H W !(@whw_whatahandwrittenworld)

「手紙社さんの紙博には出展していたのですが。今回は蚤の市にお声がけ頂き、東京の蚤の市にとても興味があったので参加しました。人が多くにぎやかで、とてもいいですね」。

WHOSMiNG(@whosming)

「最初はお客さんできていました。出店してみたいなと思っていた蚤の市に出展者として参加でき、とても楽しいですし、アンティークが好きなので自分たちの勉強にもなり、ワクワク楽しめてと二度おいしいです」。
シライリュウジ / ceramist(@ryuji_shirai)

「日本のお客様に会いたいので、毎回出店している大切なイベントの一つです。台湾茶を皆さんに味わって欲しいです。それと楽しみがもう一つあって、この公園のロケーションです。本当に美しく素晴らしいです」。
W o l f T e a 琅 茶(@wolftea_select)

最終日、夕暮れの会場は「東京蚤の市」に参加した全ての人達の「出会い」を祝福するかのような、とても美しい空で彩られていた。

■お問い合わせ
HP : 手紙社

(取材ライター: 高橋真理)