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3部門で公募し58作品の中から13作品が受賞

今年3月4日から写真家の市橋織江さん、プロップスタイリストの尾崎愛さんによるビジュアルが掲出され、40周年プロモーションがスタート。
5月19日からは、「サステナブルウィーク」と題し、サステナブルなアイテムの販売から期間限定のショップ、ワークショップ、イベントなどが催された。

そして8月1日から、40周年を機に、改めて地域連携・産学連携のつながりを強化すべく、立川近隣の武蔵野美術大学の学生や立川のアトリエに所属しているアーティストとのコラボレーションイベントを実施している。

中でも「LUMINE TACHIKAWA ART AWARD」は武蔵野美術大学の全学年を対象に、「エレベーター・アート部門」「デジタル・アート部門」「アート・イベント部門」の3テーマで作品を公募。
作品のクリエイティブプランやこれまでの作品の写真やデータなどで58作品がノミネートされ、書類審査、オンライン面談を経て13作品が受賞した。

審査では「エレベーター・アート部門」「デジタル・アート部門」で、スパイラル・株式会社ワコールアートセンター専任課長でキュレーターの加藤育子さん、

OILby美術手帖ジェネラルマネージャーの木下直子さん、小山登美夫ギャラリー代表の小山登美夫さん、hpgrp GALLERY TOKYOディレクターでNowHereディレクターの戸塚憲太郎さんが担当。
「アート・イベント部門」では現代美術家で石田倉庫アトリエ所属の茂井健司さん、戸塚憲太郎さんがあたった。

エレベータージャックや館内サイネージ放映、イベントも

アワード授賞式の模様

エレベーター部門で受賞したのは田中みゆさんの「to be yourself のとびら」と、野田大地さんの「人に戻る装置」。

田中さんの作品「to be yourself のとびら」

野田さんの作品「人に戻る装置」

「to be yourself のとびら」はエレベーターの空間とデジタルの見え方、両方を楽しめる様に工夫され、「人に戻る装置」は野田さんが日々考えていた絵の空間を実現した。
8月1日から12月25日まで、館内の東と西エレベーター各2基がラッピングされる。

デジタル・アート部門で受賞したのはネイゲツキさんの「あふれる光」と、服部泰己さんの「home-town」、甘利早さんの「立川で、自分を彩ろう。」、田中みゆさんの「to be yourself のまどべ」が選ばれた。

ネイゲツキさんの作品「あふれる光」

服部さんの作品「home-town」

甘利さんの作品「立川で、自分を彩ろう。」

田中さんの作品「to be yourself のまどべ」

「あふれる光」は有機的な塊がダイナミックに変化していく映像となり、「home-town」はコロナが終わりつつある世界を「人々が靴を履いて戻ってきた」様として表現。
「立川で、自分を彩ろう。」はセロファンの上に重ねられた紙も全てが透けながら動き、「透明さ」が面白く表現されていると評価を受けた。
「to be yourself のまどべ」は穏やかな筆到の油絵を3DCGモデリングによって立体的に構成し、　エレベーター部門とW受賞となった。
ルミネ立川Instagramの他、館内デジタルサイネージで8月1日～9月21日まで放映される。

アート・イベント部門で受賞したのはグループ 「あうん」(代表：石田優奈さん)の「たらす、まぜる、うつしとる–舞台は縁日!マーブリング体験– 」と、

グループ 「Vitamin　color」(代表：伊藤琳さん)の「Color My hope city」、グループ 「HOPE INFO」(代表：合田有里彩さん)の「CONTACTS!額縁を作ろう」。

受賞した「たらす、まぜる、うつしとる–舞台は縁日!マーブリング体験– 」のイメージ

受賞した「Color My hope city」のイメージ

受賞した「CONTACTS!額縁を作ろう」のイメージ

「たらす、まぜる、うつしとる–舞台は縁日!マーブリング体験– 」は8月6日(土)・7日(日)10:00～12:00/13:00～17:00にルミネ立川 9F ルミネラウンジで

「Color My hope city」は8月20日(土)～11月9日(水)にルミネ立川 6F 東側エスカレーターホールで

「CONTACTS!額縁を作ろう」は8月20日(土)・21日(日)11:00～17:00にルミネ立川 9F ルミネラウンジで

それぞれ開かれる。

9月22日～11月9日には40周年アニバーサリーのラストを飾るイベントも企画されている。

（取材ライター：高木　誠）