「クリスマスに演劇を!」立川からうまれた、みんなで楽しむ演劇の贈りもの
立川市、立川市地域文化振興財団、たちかわ創造舎が連携して展開する、演劇で立川を盛り上げる「立川シアタープロジェクト」。
毎年12月に開かれる、「子どもとおとながいっしょに楽しむ舞台」シリーズは、世代を超えて愛されるような物語を、客席も一体になる演出で上演する。
今年は12月20日・12月21日・22日、たましんRISURUホール 小ホールで、立川の建築会社・KITORIから生まれた出版社「水玉舎」が手掛けた絵本「ぼくはおくりもの」を原作とした舞台が行われる。
©金子愛帆 過去公演より
~STORY~
遠い昔、クリスマスの前夜におくりものとして生まれたくまのぬいぐるみ、いつしか忘れ去られ屋根裏部屋に置かれました。
月夜に迷い込んだフクロウの爪に引っかけられて、森で暮らすことになりました。
それから何年も経ったある朝、冬の匂いと共に、くまは自分の人生はもう長くないのではないかと思い、何かしなくてはとうさぎのお菓子屋でクリスマスのおくりものの配達をすることにしました。
おくりものを贈る意味がわからないままトコトコ配達するくまが、すべてのおくりものを運び終えた時、大きな木の下で立ち止まって見上げると、空からひとひら、今年最初の雪が舞い降りてきました。
演出家からのメッセージ
■倉迫康史プロフィール
たちかわ創造舎チーフ・ディレクター、Theatre Ort主宰
舞台演出家、放送作家。早稲田大学政経学部卒。洗足学園音楽大学、桜美林大学非常勤講師。演劇やリーディング、コミュニケーションのワークショップも数多く行う。
~メッセージ~
「『子どもとおとながいっしょに楽しむ舞台』8回目を迎えることになりました。
クリスマスに演劇を観たいと思ってくれる皆さんのおかげです。
今年はmaymay titi/KITORIが手がけた絵本『ぼくはおくりもの』を原作にします。
立川市を中心に活動するクリエイターたちが手を組んで、劇場で過ごすキラキラな時間を皆さんにプレゼントします。
ぜひ、水玉模様の何か(帽子、服、ハンカチ、マフラー、包装紙、折り紙など)を持って劇場にお越しください。お待ちしてます!」
■舞台「ぼくはおくりもの」公演概要
開催日:12月20日(金曜日)19:00開演・12月21日(土曜日)・22日(日曜日)11:00開演/15:00開演
※開場は開演の30分前を予定。※上演時間は60分を予定(途中休憩なし)
HP:https://tachikawa-sozosha.jp/okurimono/
料金:大人 2,000円・中高生 1,000円・小学生以下 500円
原作:maymay titi/KITORI
台本・演出:倉迫康史(Theatre Ort/たちかわ創造舎ディレクター)
出演:うえもとしほ、平佐喜子、百花亜希
音楽・演奏:古川玄一郎
舞台美術:山上一郎(KITORI)、ワークショップ参加者
照明:伊藤馨
衣装・ヘアメイク:るう(ROCCA WORKS)
舞台監督:小林英雄
宣伝美術:atelier Mio
制作:田島千捺、武井和美(NPO法人アートネットワーク・ジャパン)
主催:立川シアタープロジェクト実行委員会(立川市・立川市地域文化振興財団・NPO法人アートネットワーク・ジャパン)
協賛:株式会社共立
協力:株式会社合人社計画研究所
後援:立川市教育委員会、昭島市教育委員会、日野市教育委員会、国立市教育委員会
企画・製作:たちかわ創造舎(NPO法人アートネットワーク・ジャパン)
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[地域芸術文化活動応援助成]
(取材ライター:高木誠)