TACHIKAWA
BILLBOAD

TACHIKAWA BILLBOAD東京・立川周辺のART&CULTURE情報

news

街から演劇を発想する「市民創作ゼミ」が今年も開催

立川市・立川市地域文化振興財団・たちかわ創造舎(企画運営:NPO法人アートネットワーク・ジャパン)による、立川市内を中心に演劇の創造と発信、人材育成を協働で行う「立川シアタープロジェクト」が、中高生から社会人まで、演劇の台本を書いてみたい人やスキルアップをしたい人に向けた、少人数で実践的なゼミナール形式の講座を開催する。

2023.11.21

充実した昨年度の成果

昨年度も行われたこの講座は、演劇の台本を書くために重要なプロットを、アーティストと一緒に街を歩いて演劇になりそうな題材を探し、物語のアイデアをふくらませてまとめる、というもの。

昨年度は10代1名、20代4名、40代2名、50代1名の計8名が参加し、月に1回ずつの4時間×3回のゼミで、各自それぞれのプロットを完成させた。

昨年度の参加者の感想からも、その充実ぶりがうかがえる。

「色んな年代、職業も様々な方々と戯曲について考える時間というのが、総合的に個人的にはとても楽しく、良い刺激になりました。」(50代)
「非常に有益で楽しかったです。やってよかったと思いました。テーマ、誰向けの演劇か、上演形態によってウケるものとそうでないものが出てくることが改めて分かりました。イベントや演劇を外部に向けて企画する際には、緻密に計画的に意図的に組み上げる必要があることが分かりました。」(20代)

1回目の街歩きの様子

今年度の特色

今年度も昨年度に引き続き、メイン講師を立川シアタープロジェクト実行委員長の倉迫康史(Theatre Ort演出家/たちかわ創造舎ディレクター)が担当し、ゲスト講師に劇作家・演出家で青☆組主宰の吉田小夏を迎える。

今年度は街歩きのリサーチの対象を立川駅北側に広がるパブリックアート「ファーレ立川アート」に絞り、初回で演劇になりそうな題材を探し、2回目で物語のアイデアをまとめ、3回目でプロットを完成させる。

今年度と昨年度の違いは、ゲスト講師が第3回目でなく第2回目に参加して創作途上でアドバイスをしてくれることと、プロットの中から来年度にリーディング上演される作品が選ばれる可能性があることだ。

また、第3回目には舞台俳優をゲストに迎え、演じる立場からコメントをしてもらう。

3回目の講評の様子

説明会の開催

ゼミへの参加費として一般7,500円、学生(中高大)5,000円かかるため、「参加したけれど思っていたのと違った」とならないように、無料説明会を実施する。

説明会にはオンラインでも参加でき、説明会に参加してから、ゼミに申し込むかどうかを決めても充分間に合う。気になる人はぜひ説明会へ。

〈説明会〉
日時:12月9日(土)13:30-14:30
会場:たましんRISURUホール 5F・第4会議室 または オンライン
お申し込み・詳細は、こちらから
https://tachikawa-sozosha.jp/ttp-seminar-2/
締め切り:12月7日(木) 17:00まで

ゼミの実施要領

〈日程〉
①1月13日(土)13:00-17:00  第1回「ファーレ立川アートを歩いてみて、物語の素材を探す」(ガイド付き)
②2月3日(土)13:00-17:00 第2回「アイデアをプレゼンし、ゲスト講師からアドバイスをもらう」ゲスト:吉田小夏(劇作家・演出家)
③3月9日(土)13:00-17:00 第3回「プロットを発表、俳優にも読んでもらい、感想を聴く」
〈会場〉たましんRISURUホール 5F・第4会議室
〈対象〉演劇の台本を書いてみたい、スキルアップしたい中学生以上の大人
※講師から出された課題を、次回ゼミまでに各自でまとめ、提出・発表。期間中、課題に取り組む時間と熱意が必要。
〈参加費〉一般7,500円 学生(中高大)5,000円
〈募集人数〉8名以内 ※選考有(応募理由を400字程度で記入)
〈締切〉12月14日(木)。選考結果を12月18日(月)にメール通知