「こころが描くアート」 アール・ブリュット立川 10周年記念展示
障がいのある人たちのアート展などを行っている「アール・ブリュット立川」は1月17日~2月11日、国営昭和記念公園「花みどり文化センター」で10周年記念展示を開催する。
「アール・ブリュット作品に出会った時の感動を、多くの人に知ってもらいたい」という思いでスタートしたアール・ブリュット立川実行委員会。
2015年に伊勢丹立川店で初めての展示を行ってから10 年が経つ。
アール・ブリュットとは「加工されていない、生(き)のままの芸術」という意味のフランス語。
画家の「ジャン・デュビュッフェ」によって考案された言葉だ。
英語では「アウトサイダ―」と称され、伝統や流行教育などに左右されず自身の内側から湧き上がる衝動のままに表現した芸術と言われている。
アール・ブリュットという芸術分野は、「表現の可能性」「人の果てしない想像の力」を圧倒的な力で体感させ てくれることから、現在欧州を中心に世界で展示会が行われ、広く支持されている。
近年、日本のアール・ブリュットはヨーロッパを中心に大きな話題を呼んでいる。
2010年~2011年に、パリ市立アル・サン・ピエール美術館で開催された「アール・ブリュット ジャポネ展」では約12万人の観客が動員された。
ヨーロッパ各国を巡回する展覧会 「Art Brut from Japan」は、巡回展の開催も決定し日本国内でもアール・ブリュット展が多数開催され、アール・ブリュットを扱う美術館 が続々と創設されるなど、福祉、美術の枠組みを超えて多くの注目を集めている。
今回の10周年記念展示に際し同実行委員会スタッフは「これまでの活動を通じて、様々な素晴らしい作品に出会えたことも私たちの原動力。
気持ちを言葉にして伝えることが難しい方も多いアール・ブリュット作家たちですが、 今回もその思いが形になった作品を展示させていただいております。
肩書きもない私たち実行委員会をずっと支え続けてくださった多くの方々に心より 感謝しています」とその想いを語る。
開催期間中はバンド演奏やアートパフォーマンスも。
「こころが描くアート」の魅力に、ぜひ触れてみてほしい。
■アール・ブリュット立川 10周年記念展示
開催:2025年 1月17日(金)~2月11日(火)9:30~16:30
※1月20日(月)~ 24日(金)休館
会場:国営昭和記念公園 花みどり文化センター
入場無料
☆スペシャルパフォーマンスDAY!
1/18(土)11:30〜12:00 立飛グループ軽音楽部&玉川宗則氏アートコラボ
1/26(日)13:30〜14:00 光バンド演奏(福)東京光の家
2/1(土)13:00〜15:00 林航平氏&柴田将人氏アートパフォーマンス
主催 / アール・ブリュット立川実行委員会 共催 / 国営昭和記念公園
後援 / 立川市、立川市地域文化振興財団、 立川市社会福祉協議会
特別協賛 / 株式会社立飛ホールディングス
協賛 / 東京立川ロータリークラブ、東京立川こぶしロータリークラブ、(宗)真如苑
助成 / 令和6年度 立川文化芸術のまちづくり事業補助金・奨励金助成事業
協力 / KANTAN lnc.、たまfunアート