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立川の文化・交流拠点として発展を続ける大型ショッピングセンター

ららぽーと 立川立飛

三井不動産グループは1981年、千葉県船橋市に全国でも類をみないアメリカ型の大型ショッピングセンター「ららぽーと」の第一号店を開業。全国各地に展開していく中2015年12月、ついに立川での開業が決まり、多摩各地で大きな話題となった。
開業から1年半。現在の「ららぽーと立川立飛」は、様々な地域文化の交流拠点、また発表の場などとして、着実に地域に親しまれ、地域に根付いた商業施設へと発展している。

2017.06.05

憩いの場「&Garden Tachikawa」を目指し

外観2

JR立川駅の乗降客数は1日平均約16万人と、東京都内でもトップクラスの駅にランキングされ、駅前には大型商業施設、企業、飲食店が集中し、平日、休日問わず賑わいを見せる。

そんなJR立川駅の北部、「ららぽーと立川立飛」のあるエリアは、高く広い空が広がり、豊かな緑に囲まれ、駅前とはまったく違ったゆったりとした時間が流れる。同施設は、こうした環境の中、訪れる人々の憩いの場となるため、「&Garden Tachikawa」というコンセプトを掲げ、様々な事業に取り組んでいる。

開業から現在まで、「ららぽーと立川立飛」のかじ取り役として、様々な挑戦を行ってきた、越川幹男所長に話を聞いてみた。

 

地域にとってなくてはならない文化拠点へ

「こうした施設は、地域に愛され、必要とされる施設になっていくことが、何より大切なんです」と話す越川所長は、「三井アウトレットパーク 仙台港」「三井アウトレットパーク 木更津」など開業から、所長を歴任してきた、大型商業施設運営のエキスパートだ。そんな越川所長は「施設の本当の魅力を伝えるには、常に鮮度を求め続けることが必要」と、来場者と一緒に楽しめる体験イベントに力を入れている。

家族で訪れた来場者に向け、子どもの日にはLEGOとタイアップしたワークショップ「兜をつくろう」や、母の日にはお母さんへプレゼントを作るワークショップ、ハロウィーンでは、大人も子供も一緒になって、自分たちで作った衣装を着て館内を歩くパレードも行い大きな盛り上がりを見せた。

ららぽーと立川立飛で行われたワークショップの模様

ららぽーと立川立飛で行われたワークショップの模様

2階広場の屋外イベントステージは、テナントの宮地楽器音楽教室に通う、地域の人たちの発表の場や、地域からも立川商工会議所による3人制バスケットイベントの開会式や、立川青年会議所のわんぱく相撲、ダンススクールの発表の場と、今では毎週末、地域の人々も参加したイベントが開催され、会場予約がすぐに埋まってしまうほど、地域にとってなくてはならない文化活動の発信・交流拠点となっている。

2F_イベント広場2

2階広場のイベントスペースとステージ

イベントスペースは、地域の人たちの様々な発表の場となっている

イベントスペースは、地域の人たちの様々な発表の場となっている

 

「大人になって、立川に戻ってきたくなる」
そんなきっかけを作る場でありたい

多摩には多くの学校が点在する。「ららぽーと立川立飛」では、そうした学生たちと地域の人たちを結びつけるための企画「ららキャン」を独自に展開。「ららキャン」自体のキービジュアルのデザインも学生から公募し、ダンスやバンド、お笑いなどの発表の場も企画し、交流の場を生み出している。

ららキャンのイベントの模様

ららキャンのイベントの模様

「学生さんが、こうしたこときっかけに立川に愛着を持ってくれて、卒業後、一度は都心部に転居しても、また結婚して立川に戻ってきたくなるような思い出になってほしい」と越川所長は話す。

こうした積極的な活動には同施設スタッフの「足を運ばれるみなさんに『私のショッピングモール』と思ってほしい」という想いがある。「36年経った第一号店の、ららぽーとTOKYO-BAYでは、子どもとして来館していた人が、今では親となって子どもと来館するようになっているんです。ららぽーと立川立飛も、時間をかけて、そんな地域になくてはならない施設を目指していきたいですね」と笑顔で話してくれた。

様々な取り組みに挑戦する、越川幹男所長

様々な取り組みに挑戦する、越川幹男所長

ららぽーと立川立飛

立川市泉町935-1
TEL042-595-9393(代表)
受付時間:10:00~18:00