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TACHIKAWA BILLBOAD東京・立川周辺のART&CULTURE情報

gallery&cafe

地域の人々の輪を広げるスタジオ&ギャラリーカフェ

cafe ばくだん畑

立川駅から徒歩10分ほど。青梅線踏切近くに「ホーミー」はある。

リフォーム業を手掛ける同社だが二階にカフェとスタジオがあるのをご存知だろうか。

もともと倉庫があったところを改装したという。

2018.10.06

「倉庫より通り沿いにあるのだから、みてくれがいい方がいいでしょう」。

音楽が好きな同社会長の奥山仁んは笑顔で話す。

 

店名は「カフェばくだん畑」。立川がアメリカの基地があった昭和40年頃まで奥山さんは、アメリカンな空気漂う立川の街で米軍の友人たちと交流がああり、ライブなどに参加してセッションを行ったりしていた。

 

カフェの店内奥にはステージがあり、ピアノ、大きなステレオも完備されている。

天井には飛行機。実際に飛ぶらしい。こだわりがつまっている。

 

今でも社長自らバンドを編成し、ステージにあがり懐かしい曲などを披露したりするそうだ。

 

スタジオは100人ほど収容が可能で、入って正面は鏡張り、床は板張りとなっており、音響も優れていている。

ダンス・ヨガ・フラダンス・フラメンコ・ゴスペルなど多彩なジャンルで個人からグループまで貸し出しを行っている。

 

ギャラリーとなっている1階にはひと際目を引く自転車のオブジェが。

ギャラリーはオープンエアにもなり、室内を心地よい風が通り抜ける。

こうした雰囲気が好まれ、気功、フラワーアレンジメント、刺繍、ベビーマッサージなどに使用されている。

 

「俺のの書いた絵をみる?」と奥山さんから声をかけられた。

描いたのは常連さん、ご近所さんの似顔絵。どれも皆、優しい顔で、奥山さんの人柄が出ている。

 

入口には立川では有名なBonze工房、彫刻家・赤川政由氏の作品が展示され、社長の奥様を知る赤川氏が幼少時の奥様をモチーフに、今にも歩き出しそうな、かわいい女の子がわんちゃんと上を向いて散歩に向かうオブジェを制作してくれたそうだ。

 

他にも、「ぴ・ぴ・K70』というシニア世代が集える場所も提供している。
こちらには軽食や、地元のパン屋さんのパン、ジェラートも販売している。

地域密着型で人々の輪を広げる「ホーミー」。

人々とのコミュニケーション、地元に根付くこれからの立川に、必要な優しい場所を生み出していた。

株式会社 ホーミー

東京都立川市富士見町2-12-3

TEL:042-522-2220

https://www.homey2.org/