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子どもたちの想像力×温もりのあるAIで、新しいあそびが広がっていくhttps://play2020.jp/park/

PLAY! PARKと株式会社電通の「AIうえおラボ(あいうえおらぼ)」がコラボレーションした体験型イベント「みらいのたまご」が同施設内で、期間限定で開催された。2026年9月23日(水・祝)まで。

アナログな”あそび“を提案するPLAY! PARKと最先端テクノロジーのAIという異色の組み合わせは、人の温かみを感じられるAIの使い方を模索する「AIうえおラボ」のオファーから始まった。
そこには、今この時代だから挑戦したいクリエイターたちの熱い思いがあった。AIは子どもたちの未来にどう寄り添えるだろうか。

2026/09/09 (水) ~2026/09/23 (水)
開催場所

PLAY! PARK

2026.09.23

 

「みらいのたまご」のあそびかた

「みらいのたまご」は、全長130センチの大きな白いたまごの形をしており、カラフルな布や紐、コップなど様々な素材を自由に使って好きな模様をつけることができる。

模様をつけると、それに合わせて未来の生き物の声がたまごの中から聞こえてくる。

その声を手がかりに、中にいる生き物の姿かたちを想像して、絵に描きだしてみようというあそびだ。

 

「みらいのたまご」の仕組み

例えば、上の写真の「みらいのたまご」からは、「クオー」「ポコポコ」「リンリン」「パンッ」「ゴニョゴニョ」といった、これまでに聞いたことのないような複数の「未来の生き物の声」が聞こえてきた。

これらの声は、「AIうえおらぼ」チームが制作したもので、30種類の生き物の声の骨格を取り出し、そこへ5つのオノマトペ「ころころ」「にょろにょろ」「ひらひら」「とげとげ」「もふもふ」をかけ合わせて、生成されている。

その種類は、300万通りにもなるという。

どのようにして音が生み出されるのか。

その仕組みは、子どもたちが自由に選んだ様々な素材がそれぞれ5つのオノマトペを表現しており、たまごに貼り付けられたそれら素材の割合を、カメラを使ってAIが検出し、そこにベースとなる生き物の声を加えて再合成している。

 

子どもたちの想像力を広げるきっかけとしてAIを使う
PLAY! PARKは、AIうえおラボからのオファーを一度は辞退したらしい。

しかし、「答えを出す道具としてAIを使うのではなく、想像力を広げるきっかけとして使いたい」と再度のオファーがあり、「それなら、PLAY! PARKらしさを大切にしながら、新しいあそびが作れるかもしれない」とAIうえおラボの熱意に応えて、今回のコラボ企画はスタートした。

 

PLAY! PARK企画担当の原美咲さんに聞く、制作への想い

PLAY! PARK企画担当の原さん

原さんにこの企画を担当した経緯を聞いた。

「美術大学在学中に授業で学んでいたこともあり、デジタルには、もともと興味を持っていました。

外部の機関や企業と協力して取り組むことも、自分自身の視点が広がっていくのを感じられて、好きでした。

たまごをモチーフにした遊具はPLAY! PARKでは馴染み深く、子どもたちから『このたまご、何が入っているの?』と聞かれることもよくあり、面白いなと思っていたので、今回の企画を発案し、採用されることになりました」。

そのアイディアをもとに、AIうえおラボのメンバーと試行錯誤を重ねた末、「みらいのたまご」が生まれた。

本企画で大変だったことを聞くと、「音を調整する所です。

初めは怖い音だったので、子どもたちが怖がらない音で、未知の生き物を色々と想像できるような、生き物っぽいけど聞いたことのないような音にして下さいとお願いしました」。

生成のために用意した音は、動物の声のほかに、様々な打楽器や尺八などの音も含まれるという。

「最後の最後まで調整してくれていました」とも語り、メンバーらの本企画への熱意が伝わってきた。

楽しかったことを聞くと、「実体験から生まれたアイディアが、実際に形になったことが嬉しかった。

子どもたちが夢中になっている姿を見た時は、楽しそうでホッとしました。

プロジェクトメンバーそれぞれが熱意をもって、ディスカッションを繰り返し、ひとつのチームとして取り組めたことも良かった」と嬉しそうに振り返った。

 

AIうえおらぼ チームメンバーの飯田羊さんに聞く、制作への想い

AIうえおらぼ チームメンバーで、電通 CXCC エクスペリエンスニュートラルデザイン1部プランナーの飯田羊さんにPLAY! PARKと一緒に取り組みたいと思った理由を聞いた。

「もともとチームメンバーのほとんどがPLAY! PARKのことを知っていました。

今回、『子どものアナログなAI体験』をテーマに企画を考える中で、『ぜひPLAY! PARKと一緒にやりたい』と強く思いました」。

本企画で大変だった点について聞くと、「答えを出すのは、AIはではなく、子ども自身だということ」。

「たまごの中から音を出すことがゴールではなく、子どもたちの想像力を広げるきっかけをつくることが目的なので、その音を考えるのが大変でした。

音楽の専門家に入ってもらって、何度も実験を重ねました」と話した。

普段の仕事とは異なる楽しさもあったという。

「普段は広告制作に携わっているので、手触りのあるものを、PLAY! PARKと一緒につくることができたことが、楽しかったです。

また、PLAY! PARKがこれまで培ってきたものづくりの知見や考え方に触れられたことも刺激になりました」。

そして、実際に体験している子どもたちが笑顔になっている様子を見たときには、「シンプルに泣きそうになるくらい嬉しかった。

親御さんが一緒になって楽しんでくれている様子も印象に残った」と語った。

 

子どもたちのあそびの中に自然とあるくらいの方がいい
本企画で特にこだわったのは、スクリーンやパソコンを置かない、カメラを見える場所に設置しないなど、AIがあることに子どもたちが気づかないように配慮すること。

あそびの中に自然にAIがあるくらいがいいと考えてのことだ。

最後に原さんに、AIと子どもたちの未来について聞くと、「低学年からプログラミングを学び、タブレットやスマートフォンも当たり前の今、AIを全く使わない未来というのはないだろうと思う。

だからこそ、どう使うかが大切になってくると感じている」と話した。

第2弾の企画については「チャンスがあれば、AIが入ることであそびが広がるような企画をまたやってみたいですね」と笑顔で答えた。

 

■特別イベント「みらいのたまご」
日程:2026年9月9日(水)〜9月23日(水・祝)
会場:PLAY! PARK
参加費:無料(入場料別途)
予約:不要
企画:PLAY! PARK、AIうえおラボ
※公式サイト専用ページ:https://play2020.jp/article/park-tamago/

提供:PLAY! PARK

■AIうえおらぼ
子どもの好奇心を育てる温かみのあるAIの使い方を考えるラボ。

ことば、デザイン、テクノロジーの専門家が集まり、様々な企業や団体とともに、遊びながら学べるコンテンツをつくり、発信している。
【公式サイト】https://www.ai-ueo.jp/

■PLAY! PARK
子どもたちが自由な発想で遊べる、新しい屋内広場。

約1,000㎡の空間は、「ふじようちえん」の設計で知られる、手塚建築研究所によるデザイン。
【公式サイト】https://play2020.jp/park/

(取材ライター:岡本ともこ)

会場地図