木々を彩る、国営昭和記念公園ライトアップ「秋の夜散歩2023」
国営昭和記念公園で11月3日(金)~26日(日)、ライトアップイベント「秋の夜散歩2023」が開かれている。
2018年までは冬の夜空を彩るイルミネーションが、地域の風物詩となっていた。
2019年から「昭和記念公園の財産を生かし、公園らしい夜の魅力を伝えたい」と秋の開催に変更し、今年で4回目をむかえる。
国内外のライトアップやイルミネーションスポットで、数多くの撮影を行っているフォトグラファー「Tajima Ryo」さんが
ライティングアドバイザーとしてサポートし、各所に美しい演出が施されている。
ライトアップされるスポットは2つ。
1つは全長300m、イチョウ98本が並ぶ秋の昭和記念公園を代表する「かたらいのイチョウ並木」。色づきの最盛期には、足元も頭上も黄色に染まり、“黄金のトンネル”が現れる。
その絶景が夜にはライトに照らされて輝きが増し、幻想的な空間が広がり、音楽と光が連動する演出も楽しめる。
もう1つは、池の周りをめぐりながら景色を楽しめる池泉回遊式の日本庭園。天皇皇后両陛下のご成婚を記念して整備され、「昼間の美しさだけでなく、夜の美しさも堪能していただきたい」という思いから、令和元年を記念してライトアップを開始した。緑から黄・赤へと色を変えていくモミジ類約300本と、木橋や歓楓亭(かんふうてい)などの建物が、夜の水面にまるで鏡のように反射する。
その他、生け花の流派の1つ「草月会」東京西支部の協力を受け、園内の樹々から出た枝などで作品をつくり上げる「よみがえる樹々のいのち」展ともコラボレーション。
昼の展示だけでなく、夜は各作品が美しくライトアップされ、幻想的な光景が楽しめる。
点灯時間は16:30〜20:30(閉園21:00)
夜間の入退園は「西立川口(全日)」、または「立川口(10/28・29、11/3~5・10~26)」となる。
料金は、かたらいのイチョウ並木は公園入口での入園料のみ。
日本庭園は公園入口での入園料のほか、16:30以降の日本庭園ライトアップ観賞券の購入が必要となる。
夜間営業している店舗は以下(L.O.30分前まで)
〇日本庭園内 歓楓亭 17:00~19:30
お菓子とお抹茶のセット
〇西立川口売店 17:00~20:30
ドーナツ、スープ、ホットドリンク など
〇ガーデンナイトカフェ 17:00~20:30
フランクフルト、ベーコン、マシュマロ、ホットドリンク など
〇渓流広場レストラン 17:00~20:30
さつまいもとチキンのヤンニョムボウル、チーズボール、アップルパイなど
〇レイクサイドレストラン(売店) 17:00~20:30
季節食材のモンブランカップケーキ など
◆国営昭和記念公園「秋の夜散歩2023」
https://www.showakinen-koen.jp/
tel:042-528-1751
(取材ライター:高木誠)