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立川の魅力を気軽に体験できるカフェスペース「TiSTORE」

TiSTORE

2025年4月、国営昭和記念公園の花みどり文化センター内に、カフェ・ショップ・街のインフォメーション機能が融合した「TiSTORE(ティ ストア)」がオープンした。

運営を担う立川観光コンベンション協会の片貝さんに、その魅力について詳しく伺った。

2025.12.09

TiSTOREってどんな場所?

TiSTOREは、国営昭和記念公園の無料エリア「花みどり文化センター」内に位置する。

カフェ、ワークショップも常設されているショップ、街のインフォメーションを基盤に立川の魅力を発信する拠点として国営昭和記念公園管理センターと立川観光コンベンション協会の共同事業として誕生した。

立川市の情報発信スペース、たちかわのたいこばんを中心とした立川のお土産品や福永紙工株式会社の紙製品の販売スペース、地元飲食店Adam’s awesome PIEによるカフェスペースがあり、「気軽に立ち寄ったときにいつでも立川の魅力を知れる」新たな立ち寄りスポットとなっている。

青果店が運営する自慢のアップルパイ

TiSTOREのカフェスペースを担当するのは、フルーツ選びが強みである「Adam’s awesome PIE」。

青果店が手がける自慢のアップルパイが人気だ。

サクサクのパイ生地に、ほどよい酸味のリンゴがよく合う。

甘さ控えめでシナモンの香りがふわっと広がる大人のためのご褒美スイーツ。

他にもメニューは、スープとパンのセットやホットドッグ、ソフトクリームなど、軽食類もそろう。

さらに「Adam’s awesome PIE」では、公園をより楽しめるようにと、ピクニックシートの貸し出しサービスや、ヨガやハーブティーなどの多彩なワークショップも定期的に開催している。

季節に応じて果物などの内容が変更

Adam’s awesome PIEスタッフは「地域住民の皆様とは、食だけでなくワークショップなど、あらゆる交流をしていきたいと考えています。

ただ『食べて終わり』ではなく、交流を通じて学びや対話を深め、心理的な満足もご提供したいです。

ソフトクリームやサンドイッチなどの手軽なメニューから、定番のパイまで取り揃えています。

また、2,000円以上の購入でご利用いただけるピクニックセットの貸し出しも行っております。

公園にお立ち寄りの際や、手ぶらでのピクニック、ワークショップへのご参加など、お気軽にご利用ください」と話す。

紙をテーマにしたハイセンスなワークショップ

TiSTOREのショップスペースを手がけるのは、紙を使ったデザインやものづくりが評判の福永紙工。

独自商品の販売に加え、さまざまなテーマで本格的な体験を提供している。

参加形式は二種類あり、じっくり楽しめる 事前予約制の「ペパスク」ワークショップと、思い立ったときに参加できる 予約不要の当日参加型ワークショップを用意している。

店内に並ぶワークショップの作品は、どれもセンスが光るものばかり。

一見むずかしそうに見えるが、実際は子どもから大人まで楽しめる内容になっている。

紙を折ったり、切ったり、組み立てたりしながら、自分だけの作品を完成させる楽しさが味わえる。

出来上がった作品は、自宅に飾ったり、プレゼントにしたりと、思い出に残る仕上がりになる。

上記画像は予約なしで気軽に楽しめるワークショップコース一覧

小さいお子様におすすめ!絵付けや可愛い紙の破片をボックスに飾り付けて完成

親子で室内でも楽しめるぺパラボ

TiSTOREには、室内で自由にものづくりを楽しめる「ぺパラボ」が9月から常設されている。

もともとは夏休み限定の企画として始まったが、利用者からの「ずっと続けてほしい!」という声が多く寄せられ、常設化が決まったという。

このスペースでは、子どもから大人まで誰でも自由に工作を楽しめる。

工作の素材を提供しているのは、ショップスペースを担当する福永紙工。

本業で製品を作る際に出た紙の端材を利用することができる。

紙を扱う会社ならではの上質な素材を自由に使えるのが魅力だ。

親子で過ごす憩いの時間や、思い思いの作品づくりを楽しめるスポットとなっている。

福永紙工スタッフは「福永紙工は、立川の魅力とともにデザイン性の高い製品を発信してきました。

本店舗では、自然と建築の魅力を活かした心地よい空間で紙製品や立川の魅力を伝えるアイテムをご覧いただけます。

ぜひ実際に手に取り、デザインや質感をお楽しみください。

また、紙をテーマにしたワークショップも常時開催しており、どなたでも創造の楽しさを体験していただけます。

地域の皆さまにとっての憩いの場として、そして訪れるたびに新しい発見がある場所として、皆さまのご来店を心よりお待ちしております」と話してくれた。

立川のたいこばん!限定商品が手に入る場所

TiSTOREでは、立川観光コンベンション協会が立川らしさと品質の両面から審査し認定した限定商品、「立川のたいこばん」も取り揃えている。

これまでは、それぞれの店舗を巡らなければ手に入らなかった商品が、ここでは一堂に集まっている。

立川の魅力をぎゅっと詰め込んだ品々を一度に手に取れるのは、この場所ならではだ。
お土産やギフトを探す人はもちろん、「立川ってこんなに面白いものがあるんだ」と新しい発見をしたい人にもおすすめのスポットである。

立川市のご当地キャラクター「くるりん」のキーホルダーは人気商品

ゆめひろばでは週末に楽しいイベントも

すぐ先にはJR立川駅方面の街並みが

TiSTOREがある国営昭和記念公園には「ゆめひろば」という広々としたスペースがある。

普段は、小さな子どもを連れた家族や学生たちが集まり、ごはんを食べたり、ダンスの練習をしたりと、のんびりとした時間が流れる場所だ。

週末には、このゆめひろばでさまざまなイベントも随時開催されている。

とくに春や秋はイベントラッシュが続くそう。

立川駅から徒歩で訪れることができる、広大で開放的なひろばである。

花みどり文化センター管理スタッフは「TiSTOREは、広く多摩地域の情報発信の拠点としてオープンして以来、たくさんの来館者の方々にPRしてきました。

物販やカフェの商品ラインナップは、花みどり文化センターの雰囲気に合ったものを取り揃えていただいています。

また、当館では様々な展示や講習等のイベントを随時開催しています。

12月21日までは当館開館20周年の記念展示も行っていますので、ぜひご覧いただければと思います」と呼びかける。

立川ってこんなところなんだ!を気軽に知れる場所
なんとなく公園に立ち寄る気分だったり、買い物帰りにふらっと立ち寄るのにもぴったりなのがTiSTORE。

公園の緑に癒されながら、立川ならではのお店やアイテム、ワークショップなど、思いがけない発見に出会える場所でもある。

散策の途中に立ち寄るだけでも、立川の魅力を手軽に感じられるスポットだ。

■TiSTORE

所在地:〒190-0014 東京都立川市緑町3173 国営昭和記念公園
みどりの文化ゾーン 花みどり文化センター内(無料エリア )
園内マップ

アクセス:みどりの文化ゾーンには「あけぼの口」「記念館口」「高松口」3箇所から入場可能
・JR立川駅 北口から徒歩10分ほどのあけぼの口
・IKEA 立川の近くにある高松口
・公園有料エリアへつながる記念館口

店舗情報詳細
HP:https://tokyo-tachikawa.org/tistore/
Instagram:https://www.instagram.com/tistore.info/

(取材ライター:近藤綾子)