育て・支える文化芸術活動を支える人材育成

2015年度から始まった、文化芸術活動を支える人材を育成するアートサポーター養成講座では、アートに興味があるけれど自分自身はアーティストでない市民が、アートに関わるきっかけを得てアーティストと他の市民をつなぐ存在となることを目指しています。
初年度はアーティストのアトリエや、ものづくりの現場を訪ね、アートイベントの裏方に参加する全3回の講座を実施しました。2年目以降は、コンサートや公演で受付や客席係などの観客対応をサポートする「レセプショニスト育成」のための講座、アートにまつわる記事をウェブメディアやSNS、ブログなどに書いて応援する「市民ライター育成」のための講座など、市民がボランティアとしてより実践的に活躍できる内容をプログラムしています。
《アートサポーター養成講座》レセプショニスト育成講座(実施例)
●第1回「座学とシミュレーション」
- 知識やマナー、ポイントの講義
- ホールのバックステージツアー、業務のシミュレーション
●第2回「実地研修」
- 実際のコンサートで、チラシの挟み込み、配布、客席案内、ドアマンなどの業務研修
- 希望者は協議会のアートサポーター名簿に登録し、その後の活動も可能
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アートサポーター養成講座
レセプショニスト育成講座
受講者 岩矢 和子さん
レセプショニスト育成講座
受講者 岩矢 和子さん

生まれ育った立川に、何か役に立つようなボランティアがしたいと思い昨年9月にアートサポーターの講座を受講しました。
「レセプショニスト」の仕事内容や立ち振る舞いなどの講義を通しておもてなしの心を学び、楽しく活動しています。
活動場所はたましんRISURUホールやアイムホールの「演奏会」「コンサート」「演劇」などの公演サポートです。活動内容は、会場入り口でのチケットもぎり、パンフレット配り、会場案内、ドアの開閉、アンケート収集、公演後の会場整備などです。月1~2回位のペースでサポートをしています。
お客様からの「ありがとう」の言葉が喜びや励みになります。素晴らしい公演を身近に触れる事が出来、感性の刺激になります。また、サポーター仲間との交流も充実しています。立川はアートと音楽が溢れる素敵な街であることを実感しています。