伝え・広める文化芸術情報の収集と発信
協議会では立川、および周辺地域の文化・芸術関連の情報を発信するサイト・SNS「TACHIKAWA BILLBORD(立川ビルボード)(当サイト)」を運営しています。
サイト内には、「アート」「ミュージック」「パフォーマンス」、各分野で創作活動や表現を行っているアーティストの方や、「イベントレポート」「アートスペース」といった記事を通じて、地域の文化・芸術活動を裏で支える人々などを紹介。また「立川ヒストリー」として、地域に根付いた企業の歴史や、将来ビジョンなどを紹介する記事コンテンツも掲載しています。
運営には、有志で集まった市民ライターの方々もボランティアで参加。「情報発信で文化・芸術を応援」をモットーに、協議会内の編集者と共に、地域に眠った情報の収集と発信を行っています。
立川市近隣には美大や音大も多く、拠点を構え創作活動を行っているアーティストは数多くいます。サイト内ではそうした方々を紹介しています。(写真は葉画家・群馬直美さん/石田倉庫にて)
2017年度から実施しているアートサポーター養成講座の様子。受講者は立川市内外問わず、学生、主婦、会社員の方など、年齢も幅広く受講しています。講座では、記事の書き方から写真の撮り方などをレクチャーし、最終日には実際に立川近隣で活動するアーティストの方に取材をしてもらいます。(下記参照)
《アートサポーター養成講座》市民ライター育成講座(実施例)
●第1回「ライターに必要なこと」(120分)
- 講師による仕事解説
- 他者に興味関心を持ち、他者の事情や想いを自分の言葉で語るワークショップ
●第2回「効果的な写真の撮り方」(120分)
- 課題提出していた「人物」「風景」「食べ物」の写真とキャプションの講評
- 会場近くにあるファーレ立川アートの作品を撮影してキャプションを付けて提出、講師による講評
●第3回「伝わる記事の書き方」(180分)
- 課題提出していたアート作品、アートイベント、アーティストの紹介記事(画像2点も提出)の参加者全員によるフィードバックと講師による講評
●第4回「インタビューして記事にまとめる」(180分)
- ゲストアーティスト4名に来てもらい、グループに分かれて実際にインタビュー。時間内で記事にまとめる。
市民ライター育成講座
受講者 市民ライター
中川内 容子さん
市民ライター養成講座の受講は、ボランティア団体での広報活動に際し、文章の書き方をきちんと学びたいと思ったのがきっかけでした。
講座は、取材から記事の完成に到るまでの興味深い内容が詰まっていたので、懸命にメモを取り、課題に取り組み、ハードで楽しい時間でした。市民ライターとして初めて取材に行ったのは、見ず知らずの方ばかりの展覧会場でした。取材など絶対できないと思っていたのに、開催の告知を見た瞬間に「行かなくては!」と思ったのが、今でも不思議です。その時初めて出会った方々に温かく迎えられたことが次への原動力となり、さらに新たな出会いへと繋っています。それと共に自分自身の世界も広がりました。
専門的な知識を持たない一般市民の視点で、立川のアートを多くの方に知ってもらえるように、そのプロセスを楽しみながら活動しています。